なるほど、これが3Dか。

abiquiu2011-11-28

お気に入りの役者が出ている映画を観ようと思いネットで劇場情報を調べてみると
上映時間の横に2Dとか3Dと書いてあった。3Dすぐに飛び出す画面と判ったが、2Dは聞き馴染みがなかったので調べてみると、なんてことはないただの通常画面のことだった。・・・なんだ!と思い、さてどちらか選択を考え、やはりここは話題もあるし、子供の頃見た3Dとはレベルが違うようだと噂も聞いていたので3Dを見ることにした。
平日の昼間に銀座で映画はどことなく気持ちが良い。週末とは違いとにかく空いている。
3Dは通常料金よりも2百円割高だった。どうもこれは専用メガネの貸し出し料金のようだった。座席は全席指定、平日のあきらかに客が少なくても指定だ。指定席料金を払って観ていたちょっと昔を知っている世代には今のシステムには不満が残る。空いているのが判っているのだから座席自由で料金も下げてほしいものだ。
さて、肝心の3Dだがメガネの鬱陶しさはすぐに忘れ映画を楽しむことは出来た。
予告に出たアニメの3D画面にはいきなり驚いた!臨場感がリアルだった。なんというのか・・・アニメの中に入ったような感じがした。「うわー、これが3Dの世界観か〜」思わず唸った。音響も重要なのだろう。サラウンドの細かな環境音が実に3Dには合っている。劇場で観る映画の魅力はこれなんだな!と再認識した。
本編が始まり、不思議な立体感が視界一杯に入り、一気に臨場感ある世界に連れて行かれる。カメラの視線がそのまま自分の脳と繋がった感じだ。主人公の目になり、次にさっきまで退治していた相手の目になる。透明人間か建物の一部になったように存在を無視された目になる。ときには道ばたの石ころにでもなったような気にもなる。文字に書くと今までの映画鑑賞と変わらないのだが、感じてる世界が全く違う。先程から何度も書いている「臨場感」が違うのだ。
劇場の椅子に座って、客観的に見ている感覚が消えて、映画の中に入ってしまったのだ。
なんだか初めて文明に触れた人の様な話しになってしまったが、・・・・・・なるほど、これが3Dか!?と一人納得をして劇場をあとにした。