兎角世の中は複雑だ

毎日さまざまなニュースが世界中を飛び交っている。良いニュースもあれば悪いニュースもある。現代、物事を総合的に判断することを社会生活では求められる。
単純に好きや嫌いですべての事は判断出来ない。ある人が犯罪を犯したとして、一概に悪やつだと決めつけられないときもある。理由を聞けば同情することは多々ある。毎日の様に変わる為替レートで儲けるひともいれば損するひともいる。
兎角世の中は複雑だ。

最近おきた中国高速鉄道事故のニュースをみて考えてみた。
7/23日夜に起きた高速列車事故のニュースはそれほど時をおかずして第一報が飛び込み、それから次々とニュースが送られてくる。
落雷で停電がおきダイヤが乱れたのが直接の原因で、列車の追突事故が起きた。200人以上の死傷者が出、安全管理の不備と言われているさなか、なか一日おいて運転は再開された。この間、さまざまな関連ニュースが配信された。運行の責任者が更迭されたり、事故車両の一部が現場に埋められたり、工事関係やのリーク記事など内容は多岐に及ぶ。事故前からパクリ新幹線技術の特許申請に端を発して中国の高速鉄道には注目が集まっていた。
一つ一つの時事は別物なのに、一本の川の流れの様に事件事故がつながって見えるのだから皮肉なものだ。

何故、高速鉄道は事故から僅か二日で運転を再開させたのだろうか?ある記事によると事故の原因は落雷にあって高速列車そのものにはない。技術そのもの問題がないから運行を再会したと当局の説明が載せてあった。日本人からみれば信じられない見識だ。列車のメカニックの安全性と運行の安全管理は車の両輪はず。どちらも確保されてはじめて運行されてよいと思うのだが・・・。どうもそこは違うらしい。
自国の技術で宇宙に有人飛行が出来る国が、列車の運行安全が確保出来ないのどうしてなんだろうと、単純に思ってしまう。