国立博物館に日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」を見てきました。
韓国の国宝７８号と日本の中宮寺ある国宝半跏思惟像二体が並べて展示してありました。どちらも半跏思惟姿の弥勒菩薩像です。中宮寺の弥勒菩薩は木造。韓国の弥勒菩薩は銅製。韓国の弥勒菩薩は中宮寺の弥勒菩薩に比べ少し小ぶりです。
二体の弥勒菩薩が半跏思惟の姿で向かい合っている様はとても神秘的です。一言で云えばそこは一つの小宇宙といったところです。
昔から何度も見て来た中宮寺の弥勒菩薩様ですが、ガラス越しとは言え、すぐ近くで見たのは始めてでした。それもぐるりと一周して細部まで見られました。
中宮寺では誰もが手を合わせ拝み見るのに、博物館では誰も手など合わせません。不思議なことです・・・
私はいつものように手を合わせてきました。
・・・と、特別展はこれで終わり。少し物足りない展示でしたが、東京で見られたことで善しとしましょう。
続いて常設展にも足を運び見てきました。
さすがにすばらしいものが見られますよね！
興味を惹く物が沢山あります。半分程は写真も撮れるので、写真屋としてはそれだけも楽しいです。
会期中、また行ってみようかなぁ。
