若冲が・・・観てきました。


東日本大震災復興支援「若冲が来てくれました」展、観てきました。
プライスコレクションが仙台市博物館岩手県立美術館福島県立美術館の3館を巡るものです。
ジョー・プライス氏は江戸時代の日本絵画の収集家です。
今回の展覧会は、氏が3・11の東日本大震災に心をいためられ復興支援を申し出られ実現したものだそうです。
展覧会のタイトルには「東日本大震災復興支援」と付けられています。
タイトルは若冲とありますが、伊藤若冲だけではなく酒井抱一、鈴木其一など江戸絵画の至宝が数多く出されていました。

私が見たのは閉会間近の福島県立美術館でした。

会場ロビーに長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」のレプリカがありましたので、パチリ!



やはり印象深かったのは若冲の「鳥獣花木図屏風」。なんと言っても『白い像』がいいです。
もう一つ、これも若冲ですが、前足の肉球を舐める「虎図」がいいです。ぺろりと出した下がとても美しい色彩で描かれています。
あとは、葛蛇玉の「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」には一瞬にして雪の世界に引き込まれました。
往復700キロのドライブをした甲斐がありました。
ただ一つ、タイトルの「若冲が来てくれました」はどうにかならなかったのでしょうかね〜
図録やHPで意図はわかるのですが、なにかを押し付けられてる感は否めない(東北人としては・・・)。