最近読んだ本で引っかかった言葉。
「情というのは知識の温度を変え、知というのは情報の明度を変える。それによって見聞したことから雑色や雑音が消え、ものごとの本質がみえることがある。」
宮城谷昌光氏の作品「子産」より
宮城谷小説らしい綺麗な言葉が並んでいるなと思いました。とくに出だしの「情というのは知識の温度を変え」というところが好きです。
こういう言葉は実用書あたりだと陳腐で残らないんですよね。
- 作者: 宮城谷昌光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/15
- メディア: 文庫
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