ネガティブな描写が上手い

いま、川上未映子さんの「すべて真夜中の恋人たち」読んでいます。
「ヘブン」の時もそうだけど登場人物のネガティブな描写が上手いですよね。
小説なんだけど、おもわず紙面から目を逸らしてしまいます。
こういう誰もが持つ表に出てこない感情を、川上さんは深く観察しているのがわかります。
川上さんが「乳と卵」で芥川賞をとられた直後お会いする機会がありました。
カメラの前に立った彼女はとてもピュアなオーラに包まれ、彼女自体が発光しているような印象を覚えています。
「すべて真夜中の恋人たち」に出てくる光の話は、とても興味が持てます。

すべて真夜中の恋人たち

すべて真夜中の恋人たち