君のことは一生忘れないよ!

ついに相棒の愛車と別れる日がきました。知らないおじさんに連れられて行ってしまいました。
人間でいったら何歳位いになるのでしょか。働き盛りをこえたあたりでしょうか。
外見は品良くみせていましたが、最後はオイルを漏らしながら走っていました。
「もう何ヶ月も前から入退院を繰り返していたね」
可哀相な事をしました。もう少しまめに手をかけいたわってあげればよかったと・・・去っていく後ろ姿が滲んでよく見えませんでした。
おもえばこの7〜8年、北へ南へ、西へ東へとよく一緒に走ってくれました。
「助手席でワン公がウンチをしたときも、お前は黙って耐えてくれたね!」
胆が据わったすごいやつだったよ。
「君のことは一生忘れないよ!」