酒の肴

久しぶりに鰻屋さんの暖簾をくぐった。時々ささやかな贅沢をしたくなる。

今日がその日だった…

席に腰を下ろしメニュー眺める。

「松、上、特上」なんとも上品な文字が並んでいる。

馴染みのある「梅や竹」といった文字はどこを見渡しても見当らない。

仕方がない、ここは気前よく…「松」で手を打つこととする。

注文を取りにきたお姉さんに冷酒とお通しを頼む。

…といってつまんだのがこの板わさ。

地味な一品だが派手な一品の前には丁度良いものであった…


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