「福建土楼」を訪ねて、つづき−1

いくら貧乏旅行でも腹が減ったら食わねばならぬ。出来ればここでしか味わえない郷土料理など食べてみたいが、一人旅だとレストランに入ってあれもこれもと皿数をたのむわけにもいかない。
もとより貧乏なのだから、安いうえに旨ければそれはもうしぶんない。
・・・と食べ物の写真を見てみると、情け無いほど貧相だ。写真に残っているだけでも貧相なのだから他はいったい何を食べていたのだろう?

思い返すとカップラーメンやクッキーばかりだ。あぁ、機内食もあったな。
こんな食事でもそれぞれに思い出がある。
夜遅くに町について唯一開いていたラーメン屋。名物とすすめられたが口に合わなかった料理など、いろいろあった。

ある土楼の宿でだされた名物の客家(ハッカ)料理だという鳥料理がどうにも口に合わなかった。
鳥を丸ごと一羽、塩ゆでしてぶつ切りに盛ったお頭付きの一品。
これが、ただの塩ゆでなのだ。薬味も何も無し。

他に青野菜の炒め物と地元の紹興酒(?)の熱燗を頼んだ。
食事がどうにも喉を通らないので、しかたなく焼飯を作ってもらった。
もったいないうえ失礼な話しだが、どうにもしょうがない。
これで85元ほど支払ったと思う。土楼の宿だし割高なのだろうと自分を納得させた。

勿論美味しいものもあった。
龍岩バスターミナルの隣にあった食堂で食べた青菜面は美味しかった。値段は5元。少し高いように感じたが空港のレストランと比べたら格段に安い。他の客にも5元と言っていたからボラれたようではないようだ。




帰りに上海により、友人と食べた火鍋は安くて美味しかった。
簡単に言うと「薬膳ホット二色鍋」
バドワイザーを六七本飲んで一人150元ほど。
やっぱり上海は安くて美味しいかも!